リミニ(Rimini)

リミニはエミリア=ロマーニャ州にあり、イタリア半島の東側でアドリア海に面していて、ヴェネツィアより200キロほど南の街です。ボローニャからは約110キロ離れています。リミニから陸地方面に行くと、サンマリノ共和国があります。

リミニ ビーチ

リミニの海岸には約15㎞続くビーチがあり、毎年6月から9月にかけて海水浴客で賑わいます。
イタリア内陸部からくる人や、ヨーロッパ各国より夏休みを過ごすためにリミニにやってきます。

リミニのビーチではエコ、環境問題対策に取り組んでいます。2021年よりプラスチックフリーを推奨していて、使い捨てプラスチック製品 ( コップやストローなど ) の使用販売は禁止されています。

太陽光パネルのついたシャワーなどの導入も始まっています。
ビーチパラソルの上にも小さな太陽光パネルがついている所もあり、携帯電話などの充電ができます。
また、2019年よりビーチでの喫煙は禁止されています。

早朝に歩いてみると、広大なアドリア海を独り占めしてる様な気分になります。
パラソルやビーチベッドはホテル宿泊客専用が多いですが、有料でビジター用 (ホテル宿泊客以外)の区画のあります。ビーチベッドは各自持参のビーチタオルを敷いて使用します。

海に入ったり色々なアクティビティを楽しんだり、砂浜を歩いたり、ビーチベッドで休憩したりしていると、あっという間に一日が終わってしまいます。

シスモンド城 (Castel Sismond)

外観に特徴のあるシスモンド城は、当時の領主シギスモンド・パンドルフォ・マラテスタ (Sigismondo Pandolfo Malatesta) によって建てられました。

建設は1437年3月20日午後6時48分に始まったそうです。この日時は宮廷の占星術師が天体の位置や動きなどによって計算されて決められたそうです。

リミニのセンターからは少し離れていますが、歩いて行けます。以前は堀があり要塞としても使用されていましたが、現在は展示館などに利用されています。

写真を撮った私の背中側に広場があって、憩いの広場のように沢山の人達が腰かけてくつろいでいました。

ティベリオ橋 (Ponte di Tiberio)

ティベリオ橋は西暦14年より建設が始まり、ティべリオ時代の西暦21年に完成しました。
今から2000年前に完成した橋です。
5つの半円形のアーチがあり、水面に反射して円形のアーチに見えます。

ボルゴ・サン・ジュリア—ノ (Borgo San Giuliano)

ティベリオ橋周辺の小路を散策すると、カラフルな家が建ち並び、壁に色々な絵が描かれています。
リミニ生まれの映画監督、フェデリーコ・フェッリーニ (Federico Fellini) の映画のシーンも描かれています。

フェデリーコ・フェッリ―二の映画、”La dolce Vita” (甘い生活) です。1960年にカンヌ国際映画祭で最高賞を受賞しています。
リミニ空港は、彼の栄誉を記念してフェデリーコ・フェッリ―二空港とも呼ばれています。

私は、フェッリ―二監督の映画をほとんど見たことがないので、どの絵がどの映画のシーンかわからなかったのですが、ご存じの方が見れば映画と描かれている絵が一致して楽しいと思います。

公式・関連サイトURL : Borgo San Giuliano

ピアディーナ (Piadina 又は Piada) ”NudeCrud”

ピアディーナはロマーニャ地方 (主にラヴェンナ、フォルリ・チェゼーナ・リミニ) の郷土料理です。
ティベリオ橋近くにあるピアディーナが食べれるレストランに行きました。

ピアディーナは注文をしてから生地から焼いてくれます。
レストラン内ではツナ、レタス、ケッパーとマヨネーズのピアディーナと、生ハムとチーズのピアディーナをいただきました。

焼きたてで、生地が熱くて、チーズも少し溶けた感じが美味しいです。
写真では見えませんが、ツナはフレークされたものではなくて棒状のツナが入っています。

テイクアウトで買ったサルシッチャ、レタスと玉ねぎのピアディーナは、サルシッチャに味がしっかりついているので、ケチャップなどをかけなくても美味しいです。たっぷり入っているので、ボリュームがあります。

ピアディーナを食べると、昔にマックで食べたマックラップを思い出します。生地はよく似てると思います。マックラップって今はもう販売してないですよね?

公式・関連サイトURL: NudeCrud

リミニ周辺には、ウォーター・パーク、遊園地、水族館などのアミューズメントパークがいくつかあります。
次回はその中のひとつ、フィアビランディア (Fiabilandia) に行ってきた様子をまとめていきたいと思います。

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