イタリアでは12月31日、年を越す時にコテキ—ノにレンズ豆の煮込みを添えたものを頂きます。
レンズ豆は丸くて平べったい金貨の形をしているので、幸運(お金)をもたらす縁起の良い食べ物なので、新年が明けてすぐに食べる習慣があるようです。
コテキ—ノとザンポーネ
12月になるとスーパーには、コテキ—ノやザンポーネがたくさん並んでいます。
ソーセージのようなものですが、ザンポーネは豚の足の皮、コテキ—ノは腸詰めです。豚のミンチやベーコン、ラードなどに、胡椒、ナツメグ、シナモンなどの香辛料で味をつけたものを詰めています。


お肉屋さんなどで売っている、フレッシュなコテキ—ノと、スーパーなどで箱詰めされているコテキ—ノがあります。
フレッシュなコテキ—ノは爪楊枝などで穴をあけます。お鍋に水を入れて、1時間ぐらい火にかけます。(店の人は1時間弱と言ってました。)


途中で灰汁や脂がでてくるので、1、2回、ゆで汁を捨てます。そして鍋にお湯を入れて、ゆで続けます。
箱に入ってるコテキ—ノはアルミニウムの真空パックに入っています。箱に作り方が書いてありますが、このコテキ—ノの場合は、沸騰したお湯で20分ゆでます。
ザンポーネも調理方法は一緒ですが、足の形がグロテスクなので、私は苦手です。。。
レンズ豆の煮込み
《 材料 》(4~5人分)
乾燥レンズ豆 250g
人参(中) 1本
セロリの茎 1本
玉ねぎ 1個
ローリエ 3枚
にんにく 1片
野菜のコンソメスープ 400~500㎖
《 作り方 》
⑴ レンズ豆を洗って、水に2~3時間つけ、ザルにあげる。
⑵ 人参、セロリ、玉ねぎはみじん切りにする。
⑶ 鍋にオリーブオイル大さじ2とつぶしたニンニクを入れ、火をかける。
ニンニクの香りがしてきたら、⑵を入れ、中弱火で3分炒める。
⑷ ⑶の鍋にレンズ豆を加え、塩少々、ローリエを入れ、野菜のコンソメスープを入れる。
20~30分煮込む。水分が少ない場合は水を少し加える。塩コショウで味をととのえる。




コテキ—ノとレンズ豆ができました。
コテキ—ノは、皮の部分を取り外して盛り付けました。食べた感じは超粗びきのソーセージのようでした。コリコリする部分もあって、軟骨も入っているのでしょうか?
調理している時は、豚骨の匂いが充満していましたが、食べるとハーブに胡椒がピリッときいていて美味しかったです。

レンズ豆の煮込みは、今まではイタリアンパセリを使う事が多かったですが、今回はローリエを使いました。ローリエを3枚入れましたが、ローリエの風味がレンズ豆全体に広がって美味しかったです。
クリスマスに頂いたチョコレートです。
ダークチョコレート、ミルクチョコレート、キャラメルチョコレートの3種類のチョコレートツリーです。
キャラメルチョコレートが一番おいしかったです。
今年の年越しはコテキ—ノとレンズ豆の煮込みと、年越しそばです。
今年もありがとうございました!
