ミラノ・コルティーナ冬季オリンピックが始まりました。
オリンピックの開会式、フィギュアスケート団体戦やスキージャンプなどをテレビで見ています。
テレビでは2チャンネルのRAI2か58チャンネルのRAI SPORTでオリンピックの中継をしています。
オリンピックが開催されているロンバルディア州のミラノから車で1時間で行けるパヴィアの第2弾です。
パヴィア Googleマップ
① サンタ・マリア・デル・カルミネ教会 (Chiesa di Santa Maria del Carmine)
② サン・ジョヴァンニ・ドムナルム教会 (Chiesa di San Giovanni Domnarum)
③ ドゥオモ・ディ・パヴィア (Duomo di Pavia)
④ クーポラ・アルナボルディ (Cupola Arnaboldi)
⑤ パスティッチェリア・ヴィゴー二 (Pasticceria Vigoni)
⑥ レオナルド・ダ・ヴィンチ広場 (Piazza Leonardo da Vinci)
⑦ サン・ミケーレ・マッジョーレ教会 (Basilica di San Michele Maggiore)
⑧ ポンテ・コぺルト (Ponte Coperto)
⑨ サン・テオドーロ教会 (Basilica di San Teodoro)
⓾ ヴィスコンテオ城 (Castello Visconteo)
3本の塔があるレオナルド・ダ・ヴィンチ広場からスタートです。
⑥ レオナルド・ダ・ヴィンチ広場 (Piazza Leonardo Da Vinci)
中世のパヴィアは「百塔の街」と言われていて、富や権力を象徴するために100以上の塔が建っていたそうです。
レオナルド・ダ・ヴィンチ広場には、現在も残っている約30の塔のうち、3つの塔がそびえ立っています。
この広場近くのルイジ・ポルタ通り (Via Luigi Porta)にも2つの塔がそびえ立っています。5つの高い塔以外にも、低い塔では、下の部分が住居になった塔はガルバルディ通り (Corso Garbardi) で見られます。コッレッジョ・ボッロメーオ広場 (Piazza del Collegio Borromeo) まで行くと、アパートに煙突のように塔が建っている建物を見ることができます。

レオナルド・ダ・ヴィンチ広場にはサント・エウセビオ地下聖堂があります。
古代の聖堂を7世紀にロンゴバルド王によって改築されたと言われています。
地下聖堂は7世紀のものと考えられていて、11世紀に改築され、ロンゴバルド時代の柱頭や装飾が残っているそうです。
1923年にパラッツォ・デッレ・ポストの建築の際に聖堂は取り壊され、地下聖堂だけ残されました。

地下聖堂内では12世紀のフレスコ画などが見れるそうです。
現在は第一日曜日のみ予約制で見学できるようで、パヴィア市美術館で問い合わせができます。
パヴィア市立美術館ホームページ:Musei Civici di Pavia
⑦ サン・ミケーレ・マッジョーレ教会 (Basilica di San Michele Maggiore)
サン・ミケーレ・マッジョーレ教会は7世紀頃のロンゴバルド王国時代に建てられました。
教会は1004年に火災で焼失したので新しい教会が再建され、1130年に完成しました。

何世紀にもわたりイタリア王国(神聖ローマ帝国)の式典や載冠式などが、このサン・ミケーレ・マッジョーレ教会で行われていて、王宮に帰属する教会であったと考えられています。
大理石の祭壇の上には、イエス・キリストが母のマリアの頭に冠を授けている、聖母の載冠式 (マリア載冠式)が描かれています。



祭壇の前には、12世紀後半のモザイクがあります。中央に載冠した王が玉座に座っています。
その両脇には月別に行われる農業活動が描かれています。鎌で小麦を刈り取っていたり、杭を研いでいたり、2本の花を持っていたりしています。下の部分は迷宮が描かれています。
祭壇の前の階段は入れないようになっていますが、ドイツ人グループが階段を上がってモザイクを見学していたので、教会の方に入っていいか確認してからモザイクを見せてもらいました。
祭壇の下には3廊式の地下聖堂があります。
柱頭が多様に装飾されているのが印象的です。
中にはロンゴバルド王国時代の旧教会で使用されていた柱頭もあります。

地下聖堂をでると、テオドーテの十字架があります。10世紀の作品で、1799年にテオドーテ修道院が廃止されたので、サン・ミケーレ・マッジョーレ教会に移されました。
このイエス・キリストは手、足、脇腹に釘がなく、目が開いていて生きている姿です。

サン・ミケーレ・マッジョーレ教会 ホームページ: Basilica di San Michele Maggiore
⑧ ポンテ・コぺルト (Ponte Coperto)
パヴィアのシンボルの一つのポンテ・コぺルトは、全長216mで5つのアーチが特徴で屋根で覆われています。
ローマ時代からあった橋は14世紀に新しく再建されました。第二次世界大戦中に攻撃を受けたので、1951年に現在の橋が建築されました。

ティチーノ川を渡るとラヴァンダイア (lavandaia) の銅像があります。
裕福な家庭の衣類をティチーノ川の岸辺で洗濯をしていた女性達は、”ラヴァンダイア”と呼ばれていました。川で洗濯をする慣習は1970年頃まで続いてたそうです。

⑨ サン・テオドーロ教会 (Basilica di San Teodoro)
ポンテ・コぺルトを渡って歴史地区方面へもどります。メインストリートから少し西側へ行くと、サン・テオドーロ教会があります。
ロンゴバルド王国時代の8世紀に建設された聖アグネス教会を、12世紀に聖テオドーロに捧げる教会として再建されました。


1519年に制作された6枚のフレスコ画は、聖アグネスの物語を描いています。
聖アグネスの物語を知らなかったのでウイキペディアで見ましたが、衝撃的な物語です。

1514年頃に制作されたとされる12枚のフレスコ画は聖テオドーロの物語です。
この物語はロンゴバルド王に天使が現れるところから始まります。パヴィアの司教であったテオドーロがロンゴバルドの都市を奇跡によって救ったという伝説が描かれています。

祭壇の下には地下聖堂があります。
地下聖堂には、聖テオドーロの聖櫃や、16世紀に教区の司教であったルキノ・コルティ (Luchino Corti) の葬儀記念碑があります。

16世紀に描かれたフレスコ画は、1521年~1526年のイタリア戦争中の軍事作戦の一つ、1522年のパヴィア包囲戦の様子が描かれていて、聖人たちが見守っています。中世パヴィアの街並みをみると、塔が立ち並んでいるのがよくわかります。


パヴィアにきて、教会や大聖堂を見学しましたが、サン・テオドーロ教会のフレスコ画が一番印象的でした。
⓾ ヴィスコンティオ城 (Castello Visconteo)
今回は行けなかったヴィスコンティオ城は、14世紀に建てられポンテ・コぺルトと同様にパヴィアのシンボル的な存在になっています。
城内には、美術館、考古学博物館やロンゴバルドの部屋や発掘されたものが展示されています。
パヴィアの歴史地区には12世紀以降の建造物が多く、ロンゴバルド王国時代の面影は地下聖堂などで少し見れるぐらいです。ロンゴバルド王国に興味があれば、ヴィスコンティオ城の博物館がお勧めです。
ヴィスコンティオ城ホームページ: Castello Visconteo
パヴィアはミラノからも近く、小旅行に行くにはピッタリの場所だと思います。
次回は、パヴィア近郊にあるチェルトーザ修道院です。
