カットーリカ水族館とオルトレマーレ (リミニ)

イタリアのエミリア=ロマーニャ州(州都はボローニャ)のアドリア海沿いにある、リミニ(Rimini) 県にある2つのアミューズメント施設に行ってきました。
オルトレマーレ (Ortremare) は、リミニから南東に約10Kmにあるリッチョーネ (Riccione) にあり、水族館はリッチョーネから南東に約10㎞にあるカットーリカ (Cattolica) にあります。
リッチョーネもカットーリカも海沿いにあるので、夏になると海水浴客や観光客で賑わっています。

カットーリカ水族館 (Acquario di Cattolica)

カットーリカ水族館は1934年にLe Navi という複合施設の再開発の一環として2000年にオープンし、イタリアではジェノヴァ水族館に次ぐ2番目に大きな水族館です。

船の形をした建物は、海軍の艦隊のイメージだそうです。青、緑、黄色、紫のゾーンと恐竜のゾーンに分かれています。紫のゾーンの入口近くにチケット売り場があります。開館前に行きましたが、チケット売り場の前に列ができていて、チケットを購入するのに30分ぐらいかかりました。

まず、カットーリカ水族館のメインになっている青のエントランスへ行きます。
ペンギンから始まり、淡水エイのポタモトリゴン・モトロやマングローブ林などがあります。
この後に見る、サメの特徴などを大きなパネルで説明しています。クイズ形式で歯は何本?とかありました。何本か忘れましたが。。。

海洋のプラスチック問題も大きく取り上げています。海の中には様々なプラスチックゴミがあり、このゴミが分解するのにとてつもない年月がかかります。マイクロプラスチック問題や環境問題を考える機会になりました。

シロワニの大きな水槽があります。
シロワニは、背中の色がグレーベージュで茶色の斑点があり、口はいつも半開きになっているのが特徴です。3m前後あるシロワニが数頭泳いでいると、迫力があります。

シロワニの後は、地中海の魚、くらげ、たこ、タツノオトシゴなどを見ることができます。
海のトンネルの様になっていて幻想的です。
少し休憩もかねて、ベンチに座って魚を眺めました。

青のゾーンの隣にある緑のゾーンは、ヘビ、トカゲやカメレオンなどの爬虫類が展示されています。
このバシリスクは、時速10キロの速さで水面を20mぐらい走れるそうです。

黄色のゾーンは、アリゲーターとカワウソのコーナーです。アリゲーターと、同じ水槽にいるメガネカイマンとコビトカイマン(二つともアリゲーター科のワニ)を探してみたのですが、隠れて睡眠中とスタッフの方が言っていました。

紫のゾーンは色々な虫の大きな模型が展示されていました。
出口に今日のメニューが展示されていましたが、食欲がなくなりそうです。かなりリアルに再現されています。

紫ゾーンの隣には、レストランとバールがあります。
レストランは、魚料理が中心の日替わりメニューがあり、バールでは軽食が食べれます。

ピアディーナは元々はロマーニャの郷土料理です。同じくロマーニャの郷土料理のカシオーネ (cascione) は、あまり聞いたことがないかもしれませんが、カッソーネ (cassone) や、クレッシオーネ (crescione) とも呼ばれています。地域によって呼び名が違いますが、ほぼ同じものです。
生地は、ピアディーナよりカシオ―ネの方が少し薄いです。ピアディーナは生地を焼いてから具をはさみますが、カシオ―ネは、焼く前に中に具を詰めてフォークなので閉じてから焼きます。
モッツァレラチーズとトマトをはさんだものがオーソドックスです。今回はジャガイモとサルシッチャが詰めてあるカシオ―ネも食べました。ジャガイモは柔らかくゆがいてあって、サルシッチャの脂がジャガイモに絡んで美味しかったです。

カットーリカ水族館のレストランのホームページ:Ristorante del pesceazzurro

最後は恐竜のゾーンです。このゾーンだけ屋外にあります。
入ってすぐに大きな砂場があり、化石などを探すことができます。

カットーリカ水族館は青のゾーンがメインで1時間ぐらいで見ることができます。
その他のゾーンは10分~15分でまわれます。
イタリアの水族館はジェノバ水族館を除いて、オフシーズンは休館していたり、土日のみ開館してるところが多いので予定を立てる時にはチェックが必要です。

カットーリカ水族館ホームページ: Acquario di Cattolica

オルトレマーレ (Oltre Mare)

オルトレマーレは2004年に開園したナチュラルパークです。公園の面積が広いので、かなり歩きました。
ハロウィンの時期に行ったので、ハロウィンかかしが出迎えてくれました。

オルトレマーレの一番の見どころはイルカショーです。4人のトレーナーと5頭のイルカで約25分のショーが繰り広げられます。観覧してる人の中から、子供を一人選んで前に出てきてもらい、イルカの合図を教えて、実際に子供がイルカに合図を出して、イルカがその合図に応えていました。

トレーナーの方が一緒にイルカと遊んだり、イルカの上に立ち上がって進んだりしていました。
イタリアでは、イギリスの会社が経営しているガルダランドでイルカショーが廃止になりましたが、オルトレマーレやローマ近郊にあるZooMarineなどでは、イルカショーが開催されています。

イルカショーの次は猛禽類(もうきんるい)のフライトショーです。
猛禽類は、空の食物連鎖のピラミッドの頂点にいる、鷲、鷹、ハヤブサ、フクロウなどです。このショーでは、鳥達が優雅に飛んでいるのを間近で見ることができます。

ワシミミズクがきました。日本でよく行く動物園にワシミミズクがいますが、翼を広げて走っていると、動物園で見たのと別の動物に見えるぐらい大きく見えました。ワシミミズクだけでなく、イヌワシ、ハリスホークなど実際に飛んでいるをみると迫力満点です。

乗り物は一つだけで、小さな船に乗って水の上を進んでいきます。船から水で攻撃できますが、上まで飛びません。橋の上にいる子供達は、水で船を攻撃できるので、船が近づいて来るのを待っていました。ハロウィンの時期なので、船に乗っている人が「ノー‼」と叫んでいました。

ワラビー、うさぎ、白鳥などの動物もいます。ファームコーナーにはニワトリ、やぎ、あひるなどがいました。時間がなくて遊べませんでしたが大きなアスレチックもあります。
顔が白いメンフクロウのファミリーもいて、ここでもフライトショーがありました。餌を持っているトレーナの所に飛んでいくので、観客席の横にも着地していました。

エントランスの近くには、ミシシッピーアリゲーターや蛇などがいるゾーン、ビッグバーンから恐竜時代のイメージ映像をみれるアトラクション、海の汚染などの環境問題を扱っているゾーンなどがあります。

出口を出てからは、ハロウィンの薄気味悪さ満載の広場を通って駐車場に向かいました。
オルトレマーレは、どうぶつ王国に自然公園を合わせた感じでした。子供が一緒なら一日中遊べると思います。

オルトレマーレホームページ:oltremare

オルトレマーレ、カットーリカ水族館、アクアファン(プール)Italia in Miniatura (ミニチュアランド)の施設のうち、2か所に行く予定の場合はコンビネーションチケットがあり、少し割引価格になります。

ピアディーナ (Piadina) in セニガッリア

マルケ州のセニガッリア (Senigallia) に行った時にピアディーナがすごく美味しかったので、写真を載せてみました。

生地がカリッとしてて、美味しかったです。
ピアディーナを食べる前に、ミックスフライを食べましたが、魚のフライもピリ辛で美味しかったです。
食後にチョコレートクリームのヌテッラのピアディーナも食べましたが、これも美味しかったです。

ラ・グラディスカ Facebook:La Gradisca

セニガッリアは、マルケ州の州都アンコーナから北西へ25キロのところにあり、アドリア海沿いの町です。

知り合いに会うためにリミニから夜から行ったので、ピアディーナを食べて帰ってきました。
セニガッリア観光はしてませんが、夏など海水浴シーズンはこの町はすごく良いよと言ってました。
夏に戻ってきたいです。


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