先日、ハロウィンの時期にオープンするかぼちゃのお店に行ってきました。
飾り用の色とりどりのカボチャが倉庫の棚に並んでいます。並びきらないものは、倉庫前に大きさ別に分けて置いてあります。
その一角にトゲトゲの物体をみつけました。

日本の実家近辺にあるスーパーマーケットでは見たことがなかったので調べてみると、「はやとうり」というウリ科の野菜でした。主に九州や四国で栽培されているそうです。
お店の人はZucca Centenaria (ズッカ チェンテナーリア)と言っていましたが、Zucca Spina (ズッカ スピーナ )、 Zucchina Spinosa (ズッキーナ スピノーザ) 、Sechio (セキオ)など色々な呼び方があるようです。
スーパーマーケットでは見かけないので、毎年ハロウィンの時期になると、カボチャではなく、はやとうりを買いにくる人もいるそうです。
お店の人は、味が薄いジャガイモみたいな感じと言ってて、ジャガイモの様にオーブンで焼くと美味しいと教えてもらったので、さっそく挑戦してみました。
はやとうりのオーブン焼き
《 材料 》
はやとうり 1個
にんにく 2かけ
塩 少々
こしょう 少々
オリーブオイル 少々
乾燥ローズマリー 適量
《 作り方 》
⑴ はやとうりの皮をむいて、中の種をとって薄切りにし、水をいれたボウルに5分間ぐらい水にさらす。
⑵ キッチンペーパーで、はやとうりの水気をとり、耐熱皿に並べる。
⑶ にんにくは、はやとうりに少し擦り込むように軽くこすりつける。塩、こしょう、乾燥ローズマリーをふりかけ、オリーブオイルをかける。
⑷ 180度に熱したオーブンで約25~30分焼く。



皮を剥く時のはやとうりの棘は、思いのほか痛かったです。
きゅうりやオクラのようなトゲではなくて、栗の棘みたいにしっかりとした棘でした。
味は、冬瓜とジャガイモの間のような感じです。ローズマリーの香りとぴったりでした。
冬瓜にもよく似てるので、余ったはやとうりでもう一品いきます。
はやとうりとツナの煮物
《 材料 》
はやとうり 1個
ツナ缶 (小) 1缶
出し汁 1・1/2カップ
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ1
《 作り方 》
(1) はやとうりの皮を剥いて、中の種をとって食べやすい大きさに切り、水をいれたボウルで5分間ぐらい水にさらす。
(2) キッチンペーパーで、はやとうりの水気を拭きとって鍋に入れ、他の材料も全部入れ火にかける。
(3) 煮立ったら落し蓋をして、弱めの中火で10分から15分煮る。
(4) はやとうりが柔らかくなったら味を調える。お皿に盛り付けておろししょうがを添える。


食感や味も冬瓜や、瓜の煮物とよく似た感じです。
私の住んでいる地域では瓜を売ってるのを見たことがなかったので、秋のこの時期になれば瓜料理をしてみようかなと思います。