Laghi di Fusine(フジ—ネ湖) とUgovizza(ウゴヴィッツィア)

フジーネ湖 (Laghi di Fusine)

オッリード・デッロ・スリッツ近くにある州道SS54をスロベニア方面に行くと、フジ—ネ湖に続く道があります。夏の間は、この道にある料金所で通行料金(駐車場代)を払います。普通車は3ユーロ(2020年夏の料金)でした。

フジ—ネ湖は2つに分かれていて、標高が高い方にある湖がイル・ラーゴ・スーペリオーレ (Il lago superiore) と、その下側にある湖がイル・ラーゴ・インフェリオーレ (Il lago inferiore) です。

フジ—ネ湖 イル・ラーゴ・スーペリオーレ

まずは、標高が高い方の湖、イル・ラーゴ・スーペリオーレへ行きました。
湖の標高は約929mなので、周りにある山は2000m前後の山がそびえています。

駐車場の横に芝生が広がっていて、その奥に湖があります。

新型コロナウイルスの影響もあると思いますが、立ち寄った時間が18時ぐらいだったので、人がほとんどいませんでした。通常の夏はピクニックに来てる人などで混雑してるそうです。
深緑色の湖の背景にアルプス山脈。自然の雄大さを感じることができます。

夏に行った時は、少し景色を見てフジ—ネ湖を後にしました。

そして秋にもう一度、この景色を見に行くことができました。

駐車場横にあるBARの横に登山口があり、アルプス山脈へ続く登山道のスタート地点です。
3桁の数字で示しているのは、登山ルートの番号です。
私達は今回も少し歩くだけです。

登山口から少し歩いていくと、夏に来たときと反対側の湖畔から湖を見ることができます。

同じ湖なのに、こちら側から見る方が穏やかに見えます。
木で覆われている山と、大きな岩の様な山では、印象がずいぶん変わってきます。
今回は、湖を反対側から見れて満足したので、この辺りで折り返しました。

数人の登山客がいましたが、登山ルートCAI 512でリフージョ・ザッキ (Rifugio Zacchi) まで行くそうです。
山道を歩いて1時間半から2時間ぐらいで行けるそうです。
午前中にリフージョ・ザッキまで歩いていって、お昼を食べてから下山して、その後は湖畔でゆっくりする休日もリラックスできていいと思います。

公式ホームページ : Rifugio Zacchi

この後は、イル・ラーゴ・インフェリオーレへ行きました。

フジ—ネ湖 イル・ラーゴ・インフェリオーレ

イル・ラーゴ・スーペリオーレの駐車場から車で2分でイル・ラーゴ・インフェリオーレに到着です。

今回は湖の周りを歩いてみます。ゆっくり歩いて約1時間で1周できます。

遊歩道は歩きやすいように整備されていますが、大きな木の下には大きな根がはっていて、歩きにくい場所や、滑りやすい場所もありました。
小さな子供達や、抱っこ紐を使ってる人もいたので、家族で楽しめるハイキングコースだと思います。

自然に囲まれている湖なので、どの方向で写真をとっても素敵な写真がとれます。

山側にあるラーゴ・スーペリオーレと下側にあるラーゴ・インフェリオーレともに、無料の公衆トイレと、飲み物や軽食が食べれるバールがあります。

ラーゴ・スーペリオーレとインフェリオーレの2つの湖を1周できる山道もあり、2時間ぐらいで歩けるそうです。

この旅行で参考にしていた、Escursioni Friuri (I laghi di Fusine) に登山道のコースが書かれています。

Ugovizza(ウゴヴィッツィア)の MALGA PRIU

タルヴィージオからカンポロッソを少し超えると、ウゴヴィッツァという町があります。

町の山側に行くと、いくつか登山道があります。そのうちのひとつの登山ルートで、標高1257mのマルガ・プリウを目指します。

整備された山道を登っていきます。
一般車は通れませんが、たまに車が通ります。

ゆっくり歩いて1時間ぐらいでマルガ・プリウまで行けます。普通にあるけば45分ぐらいで行けると思います。

マルガ・プリウは食事ができるレストランと、変わった形の宿泊施設があります。

ランチの予約の時間まで、まだ時間があったので、宿泊施設近くまで行ってみました。

マルガ・プリウから芝生を登っていくと、松ぼっくりの形をした松ぼっくりハウス(ツリーハウス)があります。
ツリーハウスの下の階はベンチがあって、景色をみながら自然を満喫できそうです。

中はどんな感じが気になります。Malga Priu のフェイスブックで紹介されてます。
お風呂は外にあるのが見えますが、ツリーハウス内にはシャワーもって、快適に過ごせそうです。

大人2人、2食付きで280ユーロだそうです。(2021年時の料金です。)
夜は真っ暗で動物観察でもできそうです。。。ブンブン。。。

メニューは黒板に書いてあります。
マルガやリフージョにあるミートソースは、猪や鹿肉などを使っていることがあるので、メニューを慎重に見てしまいます。
グーラッシュとラグ(ミートソース)で、Hilanderと書いてあるので、調べてみました。
Hilander は、ハイランド牛という牛の一種で、脂肪とコレステロールが少ないそうです。

山道を1時間歩いてきたので、お腹もペコペコで色々とオーダーしました。

リコッタチーズを使った大きめのニョッキは、溶かしバターがよく合います。モチモチしていました。

ハイランド牛のミートソースに絡められているのは、シュペッツレ (Spaetele) で、ドイツやオーストリアでよく食べられている卵入りのパスタです。

セコンドは、フリーコとポレンタ、サルシッチャとグーラッシュです。サルシッチャとグーラッシュにも、ポレンタが付け合わせてあります。
フリーコはジャガイモとチーズを焼いたものですが、カロリーが高いのはわかっていても、食べてしまいます。

マルガ・プリウのオーナーが、ハイランド牛に餌をあげていました。
その場に居合わせた、たくさんの子供達の質問に答えていました。
僕、ここにずっといたいんだけど、どうしたらいい?って聞いている子もいました。かわいいです。

マルガ・プリウのFacebook ⇒ Malga Priu

Escursioni Furiuli にもマルガ・プリウまでの行き方が紹介されています。
⇒ Escursioni Furiuli (Marga priu)

昼食後はマルガ・プリウから、少しだけ登山道を上に登ってみました。

登りは歩きやすい道でした。
アルプス山脈を見渡せて、気持ちよく歩けました。

登山用の地図を見ながら、少し遠回りになりますが別のルートで下山しました。

一面が緑の景色を見るころには、もう夕方の18時をまわっていました。

この日はゆっくり休憩しながら歩きましたが、下山途中から足がパンパンでした。

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