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世界遺産とフェッラーリの街 モデナ part1

今回からのモデナは、エミリア・ロマーニャ州にあり、州都のボローニャからは車で約1時間、電車では約30分で行くことができます。

モデナといえば世界遺産に登録されている歴史地区、バルサミコ酢とモデナ県のマラネッロにあるフェッラーリ博物館が頭に浮かびます。(パルミジャーノチーズは、モデナ、パルマ、レッジョ・エミリアなどの特産です。)

今回はモデナの歴史地区、フェッラーリ博物館、モデナ近郊にあるバルサミコ酢の醸造所などへ行ってきました。

モデナ駅近くにあるエンツォ・フェッラーリ博物館からスタートです。

モデナのGoogleマップ

① エンツォ・フェッラーリ博物館 (Museo Enzo Ferrari)
② ドゥカーレ・エステンセ公園 (Parco Giardino Ducale Estense)
③ モデナ・ドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale di Modena)
④ サン・ジョルジョ教会 (Chiesa di San Giorgio) 
⑤ グランデ広場 (Piazza Grande)
⑥ モデナ大聖堂と鐘楼 (ギルランディーナ)
⑦ パラッツォ・コムナーレ (Palazzo Comunale)
⑧ アルビネッリ市場 (Mercato Storico Albinelli)
⑨ レストラン・ウーヴァ・ドーロ (Ristorante Tradizionale Uva D’Oro)
⓾ 聖アゴスティーノ教会 (Chiesa Parrocchiale di Sant’Agostino)
⑪ 聖マリア・デッラ・ポンポーザ教会 (Chiesa di Santa Maria della Pomposa)
⑫ 聖ドミニコ教会 (Chiesa di S.Dominico)

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① エンツォ・フェッラーリ博物館 (Museo Enzo Ferrari)

モデナ駅から博物館までは歩いて10分程で行くことができます。
モデナには、このエンツォ・フェッラーリ博物館と、モデナ近郊にあるマラネッロにあるフェッラーリ博物館があります。時期によっても料金が変わりますが入場料が高いです。

5月から9月のハイシーズンはどちらか一つの博物館に入る入場券が32ユーロ、二つの博物館に入場できる共通券が42ユーロします。(料金は2026年3月のものです)

エンツォ・フェッラーリ博物館は2012年3月に開館した比較的新しい博物館です。
中に入ると大きな展示スペースがあり、フェッラーリの車が並んでいます。

小学校高学年ぐらいの子供達の遠足や修学旅行のグループには、博物館の方が一台ずつ車の特徴などを説明していました。

エンツォ・フェッラーリが映像で流れ始めると、照明も暗くなります。
車を見るのは一旦中止で、みんな映像を見ることになります。

大きな展示スペースの他に、昔のレースの写真が展示してあるコーナーもありました。
展示してある車の中で、F1で使用されていた F1-90 の前で写真を撮っている人が多かったです。

展示場の前には、エンツォ・フェッラーリの生家で工房でもあった建物が改修されて、中には車やエンジンが展示されています。

フェッラーリのエンブロムの年表です。
2000年以降スリムになってる気がします。
エンツォ・フェッラーリ博物館には1時間ぐらい滞在してからモデナの中心地へ行くことにしました。

エンツォ・フェッラーリ博物館 ホームページ: Museo Enzo Ferrari

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② ドゥカーレ・エステンセ公園
(Parco Giardino Ducale Estense)

エンツォ・フェッラーリ博物館から歴史地区に向かうのに、ドゥカーレ・エステンセ公園を通って行きました。

公園内には、17世紀に建てられたパラッツィ―ナ・ディ・ジャルディーノ (Palazzina di Giardino) があります。
エステ家の公爵から公園と共にモデナ市に寄贈されています。
パラッツィ―ナは改修されて、現在はイベントなどで使用されています。

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③ モデナ・ドゥカーレ宮殿 (Palazzo Ducale di Modena)

この宮殿はヨーロッパで最初に建てられたバロック宮殿だそうです。
1452年から1859年までモデナ・レッジョ公国という国が存在していて、1598年よりエステ家が統治するモデナが首都になりました。

13世紀に建てられた中世の城を宮殿に改築するのに、1632年に建築家バルトロメオ・アヴァンツィーニ (Bartolomeo Avanzini) の設計で始まり、工事は19世紀まで続いたそうです。

1947年以降、宮殿はイタリア陸軍のアカデミー (士官学校) の本拠地として使用されています。
土日に予約制で内部を見学することができます。軍事施設になるので、見学するときは身分証明書の提示が求められます。

ガイドツアーの時間の詳細や予約はVISITMODENA のサイトからできます。

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④ サン・ジョルジョ教会 (Chiesa di San Giorgio)

ドゥカーレ宮殿前のローマ広場 (Piazza Roma) から、ルイジ・カルロ・ファリーニ通り (Via Luigi Carlo Farini) を歩いて行くと、右手にサン・ジョルジョ教会があります。

古い教会の上に建てられたといわれるサン・ジョルジョ教会は、建築家のガスパーレ・ヴィガラーニ (Gaspare Vigarani) の設計で1647年から建設が始まりました。

大理石の主祭壇や教会の正面部分は、アントニオ・ロラギ (Antonio Loraghi) の設計で建てられました。内部は主祭壇の上のステンドグラスから光が入っていて、明るい感じでした。
個人的に外観も内装も好きな教会です。

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⑤ グランデ広場 (Piazza Grande)

グランデ広場はモデナの大聖堂の南側にある広場で、1997年にモデナの大聖堂、鐘楼とともに世界遺産に登録されました。

グランデ広場に行った前日までイベントがあったようで、撤去作業中でした。
広場の東側、時計塔がある建物が市庁舎です。

市庁舎の前にはプレーダ・リンガドーラ (Preda Ringadora) とよばれる古代ローマ時代の建物の一部であったと言われる長方形の大理石の岩があります。

当時は毎週土曜日に広場で市場が行われていましたが、商業の取引だけでなく、政治的や宗教的なことも話し合われたそうです。
リンガドーラの岩は、演説のためだけでなく、身元確認のために遺体を置いたり、死刑執行、破産債権者は返済することを宣言したりしました。

広場全体を見渡している137㎝のボニッシマ像は、1468年に現在の場所に移されました。
ボニッシマ像は商業における誠実さを象徴していると言われています。
一説によると裕福な彼女は飢饉の時に貧しい人達に食事を提供し、有力者に助けを求めていたそうです。

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⑥ モデナ大聖堂と鐘楼 (ギルランディ―ナ)

モデナ大聖堂は、すでに古い教会が建てられていたモデナの守護聖人の聖ジェミニアーノ (San Geminiano) の墓跡に1099年から建築家ランフランコ (Lanfranco) によって建設が始められました。

外壁に使用されるレンガは、ローマ時代の石や産地や種類の違う石などが集められました。
23色の色とりどりの石が再利用されています。

大聖堂には昼間と日が暮れてからと、2回入りました。
光が少し差し込んではきていますが、少し暗い印象でした。

主祭壇の方へ向かっていくと、大きな彫像があります。
15世紀前半に活躍した彫刻家ミケーレ・ダ・フィレンツェ (Michele da Firenze) の作品です。
中央にキリストを抱えた聖母マリア、両側にモデナの守護聖人である聖ジェミニアーノと聖ペテロが描かれています。

主祭壇前に行くと、ポンティーレと呼ばれる説教壇から続く通路 (橋) があります。説教壇は12世紀後半から13世紀に彫刻家アンセルモ・ダ・カンピオーネ (Anselmo da Campione) によって制作されました。

通路の部分は制作者が不明だそうです。弟子の足を洗うキリスト、最後の晩餐のシーンなどが描かれています。ポンティーレの下の部分が聖ジェミニアーノの地下納骨堂です。

地下納骨堂へ入ると、聖ジェミニアーノの石墓があります。
石墓がある部屋は、毎年1月にあるサン・ジェミニアーノのフェアの日のみ見学できるそうです。

上部へは祭壇に向かって右側の階段から上がることができます。夕方に行った時は上がれなかったのですが、昼間に行った時は入口に係りの方がいて、3ユーロぐらいだったと思いますが払って上部へ行くことができました。

1465年に制作された木製の聖歌隊席の上には、「聖母の載冠」などが描かれています。
奥の壁の下には、マルコやヨハネなどの福音記者などが描かれています。
近くで見ると迫力があります。

中央にある銀製の聖遺物箱には、聖ジェミニアーノの腕の断片が安置されています。
手の薬指には指輪がはめられています。

ギルランディ―ナの塔 (Torre della Ghirlandina) は高さ約86mの鐘楼です。市民の塔とも呼ばれています。
6階までは正方形の形をしていて、上部は八角形で建築され1319年に完成しています。上部には2本の大理石の欄干の飾りが、花輪(イタリア語でGhirlanda)のように装飾されているので、ギルランディ―ナの塔と呼ばれるようになったそうです。写真をみても飾りまで見えませんが。。。


次回は世界遺産に登録されているパラッツォ・コムナーレからです。

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