イースターエッグ 2021年

パスクア (Pasqua)

キリスト教の復活祭(イースター)の事をイタリア語でパスクア (Pasqua) といい、イエス・キリストをジェズ (Gesù) といいます。

パスクアは十字架にかけられ、処刑されたジェズの復活を祝います。

パスクアは毎年、日にちが変わります。春分の日(3月21日)より後にくる満月の日を過ぎた最初の日曜日がパスクアになります。

2021年のパスクアは4月4日の日曜日です。3月29日(月曜日)が満月なので、その後にくる4月4日の日曜日がパスクアになります。

イースター・エッグ・Uovo di Pasqua (ウオーヴォ ディ パスクア)

紀元前から卵は生命の象徴とされていました。エジプト人は春になると、復活をお祝いして色を塗った卵を親戚や友人に贈っていたり、古代ケルト人も春のお祭りの際には丘から卵を転がしていたそうです。古代ロ-マ人も、”全ての生き物は卵から生まれる” と言われていたそうです。

キリスト教でも生命の象徴である卵は、キリストの復活を表しています。
マグダラのマリアが、キリストの復活を告げた時にペテロが “かごに入っている卵が赤くなった場合のみキリストの復活を信じる” と言いました。卵は血のように赤くなり、ペテロはこの奇跡を信じたという伝説があります。
この伝説からパスクアには卵を赤くぬって復活を祝う習慣もまだ残っているそうです。

知り合いの家に行くと子供と一緒にゆで卵に絵を書いた卵が飾ってあったり、卵に花を巻き付けてから湯がいて花の色を殻にうつしてデコレーションしたよとか、丘の上から転がしたよとか聞きます。

今年はピンク色に塗ったゆで卵が入っているパンを頂きました。

チョコレートで作られたイースターエッグは18世紀にフランスで始まったと言われています。
19世紀の終わりにはイースターエッグの中ににサプライズが入った大量生産されるようになったそうです。

パスクアの前はスーパーマーケットで色々な種類のタマゴ型のチョコレートが並び、親戚や知り合いの子供達へイースターエッグを贈ります。

タマゴ型のチョコレートに花のデコレーションをしてある、かわいらしいチョコレートです。
今回は小さいミニサイズですが、高さが30センチ以上あるものもあり、スーパーやチョコレート専門店などで売っています。

キンダーのチョコレートは、ヒヨコの包み紙に包まれたサプライズチョコです。
中のおもちゃは、パスクアとは全然関係のないものばかりでした。みんなチョコレートを食べるより、サプライズを開ける方が先です。

タマゴ型のチョコレートは、大きさも様々でアニメやキャラクターがテーマになったものや、チョコレートメーカーのものなどがあります。
ホワイトチョコやダークチョコ、キャラメル味のチョコレートなど色々って選ぶ時に迷います。

中に入っているサプライズは、レディバグのペン立て、ぬいぐるみや模型がはいっています。
ナナナサプライズのイースターエッグにはブレスレットが入っていました。

Baciのイースターエッグを開けてみました。

勢いよくグーパンチで半分に割ります。
中にプラスチックの入れ物が入っていて、その中にはBaci のチョコレート3個と、ハート型のネックレスが入っていました。
サプライズを開けるのも楽しいですが、パスクアの時期はチョコレートを食べ過ぎに注意です。

Buona Pasqua!


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