ヴェネツィア (Venezia) Part1

2021年にヴェネト州の州都ヴェネツィアに行ってきました。
一日だけの滞在なので、ヴェネツィアの空間にふれながら、目に留まったお店に入ったり、ゆっくり過ごすことにしました。

車、バスやトラムで来た人は、ローマ広場 (Piazzale Roma) から出発です。水上バスのチケット売り場の前には観光案内所もあります。

ローマ広場の写真にあるコスティトゥツィオーネ橋 (Ponte della Costituzione) を渡って、ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅 (Stazione di Venezia Santa Lucia) 方面に歩いて行きました。

ヴァポレット (Vaporetto)

ヴェネツィアには歩いて移動する方法と水上バスのヴァポレットで移動する方法があります。
1番・2番がローマ広場、ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅から、リアルト橋を通り、サン・マルコ広場方面に行きます。1番は各駅停車なので、ローマ広場からサン・マルコ広場までは40分~50分かかります。2番は主要停留所のみ止まります。3番、4-1番、4-2番はヴェネツィアン・グラスで有名なムラーノ島に行きます。
主な料金は75分有効券は7.5ユーロ、1日有効券は20ユーロ、2日間有効券は30ユーロです。料金は私が行った2021年当時の料金なので、現在の料金はホームページなどで確認して下さい。

ヴァポレットの停留所には、行先や乗り場が電光掲示板に表示されています。
停留所マップは、ACTV公式サイト(map)で確認できます。公式サイトのマップ画面にいき、左の番号をクリックすると、路線が分かるので便利です。路線図が表示され右上のタイムテーブルをクリックすると、時刻表が確認できます。Googleマップでも経路が検索できます。

ローマ広場のヴァポレット(ATCV)の窓口です。切符は窓口、発券機でも購入できます。
初回に乗るときに刻印をして、その時刻から買った切符の有効時間まで乗り放題です。
小さくて見にくいですが、写真の発券機の右横に刻印機があります。

今回は歩いてサン・マルコ広場に行きましたが、数年前に歩きなれてない両親と来た時は、ヴァポレットを使いました。
その時は水上バスに乗りながらリアルト橋を通過して、サン・マルコ広場まで行きました。サン・マルコ広場周辺を観光し、サン・マルコ広場のカフェで一休みした後、ヴァポレットに乗りムラーノ島に行きました。ムラーノ島を観光した後は、サン・マルコ広場まで戻り、海辺のレストランで夕食を食べました。両親も無理なく観光出来てよかったと思います。

当時の懐かしい写真ですが、水面近くから撮る写真と地上からでは、雰囲気が変わりますね。

ヴェネツィアに滞在できる時間や日数、歩き慣れているか、どこを観光するのかをリストアップしてから、ヴァポレットを利用するかどうか、計画を立てれば良いと思います。

ヴェネツィア(Venezia)

電車で来た人は、ヴェネチア・サンタ・ルチーア駅からスタートです。

地図や携帯のマップを見て、リアルト橋まで行きます。

歩いている途中にゴンドラ乗り場がありました。

ゴンドラは2021年当時の料金は30分で80ユーロで、5人まで乗れます。5人いれば一人16ユーロなので、ヴェネツィアに来た記念に乗ってもいいかもと思いつつ、まだ乗ったことがないです。
ゴンドラは細い運河のカーブも難なく通り過ぎていきます。

リアルト橋 (Ponte di Rialto)

ヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅からリアルト橋までは歩いて30分弱です。
リアルト橋はカナルグランデ ( 大運河 ) に架かる橋です。

12世紀は木製の架け橋で大きな船が通るときは、橋が持ち上げられて通過することができました。
1444年にフェラーラ侯爵の花嫁行列を見に来た人達の重みで木製の端は崩壊したそうです。
人が殺到して橋が落ちて、みんなが運河に落ちるシーン、想像できますか?

その後、石橋の建設の検討がすすめられて、1591年に現在の形で完成しました。
リアルト橋からみるカナルグランデは、ゴンドラやヴァポレット、色々な船が通過して、ヴェネツィアらしい風情があります。

アクア・アルタ書店 (Libreria Acqua Alta)

ヴェネツィアには何度か来ていますが、ずっと行きたかった本屋、アクア・アルタに行くことができました。
ヴェネツィアが高潮により、町が浸水したというニュースを見たことがあると思います。

こちらの本屋、高潮が110m以上になると運河から水が店内に流れ込んできます。
ゴンドラの上に本に本が置かれているので、店内に水が流れ込んでもゴンドラの浮力で浮くので本の損失を免れることができます。
ヴェネツィアならでのアイデアだと思います。

屋外のスペースには水に濡れてしまった本が積んであり、たくさんの本が被害にあってます。動画も流れていて、浸水時の店内の様子が映し出されています。
浸水時も本屋はオープンしていて、長靴を履いた客が店内にいるのも、ヴェネツィアならではの光景です。

本を積んだ階段です。右側から本の階段を上って、赤い上の部分を歩いて、本の階段を下りていきます。
壁に書いてある”凄い”が気になりますが、ホントに凄い本屋さんです。

高潮、浸水のたびに被害にあってますが、この本屋は今ではヴェネツィアの名物になっています。

右側のヴェネツィアの旗がある建物より1軒隣の建物、ゴンドラが横付けされている建物がアクア・アルタ書店の裏側です。
中央に建つのがパラッツォ・テッタ (Palazzo Tetta) です。奥が少し広がっていて、三角形の様な形をしています。運河が2本に分かれる分岐です。

アクア・アルタ書店 公式ホームページ: Libreria Acqua Alta

アクア・アルタは、ヴェネツィア市のホームページにも日本語バージョンで説明されています。

イタリア語ですが、同ヴェネツィア市のホームページでも水位の予報がみれます。

Centro Previsioni e Segnalazioni Maree

アクア・アルタは時期的には冬の時期が多いそうです。

サン・マルコ広場が一番浸水しやすく、80㎝、90㎝ぐらいから、浸水が始まります。
アクア・アルタが110㎝を超えると警報が鳴るそうです。

ヴェネツィアに行く際は、アクア・アルタの情報を確認してください。

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