ヴェローナ　Part２ (Verona)

14世紀にスカラ家によって建てられたカステルヴェッキオ城は元々は、アクアーロのサン・マルティーノ城と呼ばれていましたが、後にカステル・サン・ピエトロが建築されたため、カステル・ヴェッキオ、古い城と呼ばれるようになりました。
軍事施設として使用されていましたが、現在は博物館として使用されています。

カステルヴェッキオ橋は、カステルヴェッキオ城の要塞の一部で、スカリジェロ橋 (Ponte Scaligero) とも呼ばれています。
第二次世界大戦中の1945年4月に撤退するドイツ軍に破壊されましたが、終戦後の1951年に再建されました。

スカリジェロ橋は、アディジェ川を徒歩や自転車などで渡れる橋なので、博物館に入館しなくても渡ることができます。
夕食後に少し歩きましたが、夜のスカリジェロ橋は幻想的で中世の世界に引き込まれる感じでした。

以前にカステルヴェッキオ博物館を見学した後、サン・ゼーノ大聖堂へ向かうアディジェ川沿いの歩道からのスカリジェロ橋です。
この時は1人で昼間に行きましたが、今回行った日の夜は、人通りが少なかったので、女性一人で行くのは怖いかもです。

カステルヴェッキオ博物館から歩いて15分程で、サン・ゼーノ大聖堂に行くことができます。
この教会はヴェローナの第8代司教、聖ゼーノに捧げられています。
1117年のヴェローナ大地震で崩壊後、改修、増築されました。その後も修繕されていますが、全体の構図は中世のままだそうです。大聖堂内の地下部分には聖ゼーノが埋葬されています。

サン・ゼーノ大聖堂の横に回廊があります。
19世紀に修道院が取り壊され、回廊と塔（大聖堂を正面にみて左側にある塔）のみが残っています。この回廊は10世紀に建築されましたが、何度か改築されています。
サン・ゼーノ大聖堂は、観光客が少なかったので、ゆっくり見ることができました。

出典：Wikipedia

ジュリエットの家の前の通りを、エルベ広場と反対方向に150mほど歩くとレオ―二通り (Via Leoni) になります。

この通りに古代ローマ遺跡の1つであるレオ―二門があります。
紀元前1世紀にレンガ造りの城壁が建設された時に主要門として使用されていました。

6世紀には都市の防御を強化するため、石造りの城壁が建設されました。

レオ―二門はレンガ造りと石造りの2層に並んだ門 (遺跡) を見ることができます。

レオー二門の前には、城門の一部だった遺跡があります。
ジュリエットの家から近いので、立ち寄りやすいと思います。

アレーナ前のルイヴィトンの向かいにあるレストラン、Le Cantine de l’Arena に行きました。
ヴェネトの郷土料理やイタリア料理、ピザのレストランです。
ジャズライブを開催している日もあります。私が行った日はライブはなかったのですが、ほぼ満席でした。

ヴェローナの郷土料理もオーダーしました。
Il luccio alla gardesana con polentaは、ガルダ湖の淡水魚のLuccio alla gardesanaを調理したものがポレンタの上にのっています。この魚はカマスの仲間の魚で、ポレンタとの相性も良く、美味しかったです。

ポレンタは沸騰した湯に塩を入れて、トウモロコシの粉をサラサラと入れ、火にかけながらかき混ぜたものです。今回の料理の様に、クリーム状になったものを食べる時と、冷えて固くなったものを焼いて、サルシッチャ (ソーセージ) と一緒に食べることもあります。

もう一つ食べた郷土料理は、I bigoli al Valpolicella con l’anara です。ヴェローナ近郊で作られる赤ワインのヴァルポリッチェラを小麦粉の混ぜて作ったパスタ (ビーゴリ）に鴨のソースを和えています。
パスタは自家製でモチモチしていますが、ちょっと苦手かなと思いました。

ピザも少し食べましたが美味しかったです。

ホームページ：La cantina del l’Arena

Il Bacaro dell’Arena

アレーナから少し離れていますが、イタリア料理やピザが食べられるレストランです。

どこで食べようかとレストランを探しながら歩いている時に、雨が降ってきたので通りかかったこのレストランに入りました。入口だけみると中に入りにくい感じがしましたが、中を見てみると広かったです。夜の7時でイタリア人の夕食の時間より早かったのと、雨が降ってきて人通りが少なかったのもあって、レストランには人が少なかったです。

ホームページ：Il Bacaro dell’Arena