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世界自然遺産 シュコツィアン洞窟群(Škocjanske Jame)

前回に引き続きスロベニアです。シュコツィアン洞窟群はスロベニアのクラス(Kras)地方にあり、カルスト地形の語源になった地域です。カルスト地形は石灰岩などで形成された地層が、雨や地下水によって浸食、溶食されてできます。洞窟は石灰岩が地下水などによって削られてできます。
カルスト地形であるクラス地方、イタリア語ではカルソ (Carso) と呼ばれる地域は、スロベニアの南西部からイタリアの北東部の台地で、シュコツィアン洞窟群、ポストイナ鍾乳洞、イタリアの北東部のトリエステ近郊にはグロッタ・ジガンテ (Grotta Gigante) などがあります。

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自然の驚異 シュコツィアン洞窟群

シュコツィアン洞窟群は1986年に世界自然遺産に登録されました。スロベニアとクロアチアの国境付近にある源泉から流れてくるレカ川 (Reka) が、カルスト地形のシュコツィアン洞窟から地下に流れ始めます。このレカ川の浸食によって大きな空洞ができ、世界最大の地下峡谷になりました。

チケットはインフォメーションセンターで当日購入するか、シュコツィアン洞窟のホームページで事前に購入します。
洞窟への見学開始時間や回数は月によって違うので、ホームページで確認してください。オフシーズンの11月から2月の平日は10時と13時の2回のみです。

洞窟はガイドと一緒に黒いルート(2.5㎞、階段400段)を見学してから緑のルート1(300m、階段100段)、黄色のルート2(600m、階段400段)、赤のルート3(2.5㎞、階段700段)を各自で歩きながら出口に向かいます。10月から4月までの間はガイドと一緒の黒いルートと緑のルート1のみ開放されています。

見学時間になれば、インフォメーションセンターの向かい側に集合します。
ガイドの人を先頭に洞窟の入口 ( 浸食が進み陥没して地表に穴があいたシンクホール)まで歩いて行きます。

沿道を歩いてから森に入って行きます。道路があり野原や森がある日常的によく見る景色の地下に、洞窟の世界があるとは想像できません。

入口で英語、イタリア語、スロベニア語のグループに分かれて、それぞれのグループごとに説明を聞きながら洞窟内を見学します。
洞窟内は12度前後なので、ここでフリースなどの上着を着る人が多かったです。

洞窟に入ると、数々の鍾乳石や石筍などを見ることができます。世界最大規模の石筍もあり、約25万年以上かけて現在の高さ15mになったそうです。その後レカ川が流れている地下峡谷へと続きます。洞窟内は写真撮影禁止なので入口にあった写真で内部の様子がわかると思います。途中で高さが45mある橋を渡りますが、そこから見る景色も圧巻です。

インフォメーションセンターを出発してから約1時間半でガイドツアーは終了しました。
今回は最短でインフォメーションセンターまで戻れる緑のルートは進入禁止になっていたので、黄色のルートか赤の長いルートのどちらかでインフォメーションセンターまで戻る事になります。

この二つのルートの分岐点まで見所があります。このトミンク洞窟 (Tominc Cave) の堆積物には、古代末期(ローマ帝国時代)から鉄器、青銅器時代の斧や短剣なども発見されているそうです。

滝の標識があるので、小さいトンネルを通って外に出ると、レカ川が勢いよく流れています。
水しぶきがかかってくるぐらいの水量でした。
この先にルートが分かれる分岐点があります。私は、長い距離を歩く道を行くことにしました。

分岐点を越えて先へ進むと滝が見えてきます。
滝の上に橋が架かっているので階段を上っていきます。

橋を渡り遊歩道を歩いて行くと、陥没したところの天井部分が残って穴が開いたように見えるシンクホールなどがあります。

さらに5分程歩くとマホルチチェヴァ洞窟 (Mahorciceva cave) があります。
入り組んだ洞窟へ続く階段を下りて行きます。
この辺りまでくると、観光客があまりいませんでした。

洞窟の中に入ってみると、穏やかに流れているレカ川、ライトに照らされている遊歩道と洞窟の外から入る自然の光が美しいです。
はじめに見学したシュコツィアン洞窟も神秘的な空間でしたが、こちらの景色も印象に残りました。

この洞窟の先に、シュコツィアン洞窟のリーフの写真に使われている場所があり、小さな展望台になっていました。
遊歩道がレカ川から離れる所まで歩いたのですが、係員の人が一人いるだけで、他に誰もいません。

雲行きが怪しくなってきたので係員の人に、この先どうしようと相談したら、特に何もないので引き返した方がいいよと言われました。私も1人で行動していたので引き返すことにしました。

素晴らしい景色を見ながら戻りたかったのですが、雷の音が聞こえてきたので、早歩きで20分ぐらいで分岐点まで戻ってきました。
ここから400段の階段が待っています。
雷の音が近づいてきてたので、観光客は皆、急ぎ足でインフォメーションセンターを目指していました。

あっという間に空は暗い灰色になり、雷が近くで落ちる音と地響きがしたので、急いで階段を駆け上がりました。インフォメーションセンターに着いた頃には、大粒の雨が降りだし、雹(ひょう)が降ってきました。今回は途中で引き返しましたが、殆どの名所は見れたので大満足でした。

シュコツィアン洞窟群ホームページ:Škocjanske Jame

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シュコツィアン洞窟群への行き方

車で行くのが一番行きやすいですが、首都のリュブリャナからはシュコツィアン洞窟群やブレッド湖を訪れるツアーなどがあるので、ツアーで訪れても良いと思います。

どうしても自力で行きたい人は。。。スロベニア鉄道駅、ディバカ (Divaca) から約3キロ、約50分ほど歩いて行けます。ディバカ駅にはイタリアのトリエステ中央駅とスロベニアの首都リュブリャナを結ぶ路線が停車しますが、本数が少なく、歩道は整備されてない部分もあるので、お勧めできません。。。

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シュコツィアン洞窟群とポストイナ鍾乳洞

シュコツィアン洞窟群とポストイナ鍾乳洞、どっちがお勧め?とよく聞かれます。
二つとも行ってみて思ったことが、”比べられない”です。
ポストイナ鍾乳洞は鍾乳洞の規模も大きく、洞窟内をトロッコ列車に乗り、珍しい洞窟の生物も見られて観光地になっているので、鍾乳洞を見るならポストイナ鍾乳洞が良いと思います。
シュコツィアン洞窟群は、世界自然遺産に登録されているので注目されていると思います。鍾乳石や石筍もありますが、どちらかというと地下河川や峡谷、洞窟を出てシンクホール(ドリーネ)など遊歩道を散策しながら自然の驚異に触れる感じです。

子供も一緒でアミューズメント的な感じがよかったり、鍾乳洞をメインで見たい方はポストイナ鍾乳洞で、トレッキングなどが好きで、洞窟、地下峡谷などに興味がある人はシュコツィアン洞窟群が良いと思います。どちらの希望もなくて、どちらか一つだけを観光したいという場合は、観光地になってるポストイナ鍾乳洞かなと思います。

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”Gostilna Godina” Lloredana Cernigoj.s.p

シュコツィアン洞窟群から車で約10分のレストランで、魚料理が美味しいということでやってきました。
トリエステの人は物価がイタリアより安いスロベニアのレストランで食事を楽しむ家族がたくさんあるそうです。
事前に予約をしていたので、すぐに席につけました。今回はお世話になっている人がオーダーしてくれたので、メニューも見れなかったです。

前菜はマグロのタルタルステーキとタコとエビのマリネです。特にマグロは美味しかったです。
マグロのたたきにケッパー、オリーブ、ハーブなどで味付けされていました。バターが添えてありましたが、バターは付けない方が美味しかったです。

黒トリュフのパスタや、サン・ピエトロというマトウダイの一種の魚のグリルを食べました。
パスタはトリュフの独特な香りがして美味しかったです。

リゾットなども食べましたが、全ての料理が美味しかったです。またトリエステに来た時にリピートしたいレストランです。

ホームページ:Gostina Godina

次回はイタリアのトリエステに戻って、カルスト地方にある鍾乳洞のグロッタ・ジガンテです。

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