シルクドソレイユは、カナダを拠点としサーカスを主としたパフォーマンスを繰り広げるショーを世界各国で開催しています。
今年2023年は2月から6月までは東京のお台場で、7月から10月までは大阪の森ノ宮で ”アレグリア 新たなる光” が開催されました。テレビでも宣伝されていたのでシルクドソレイユを知っている人も多いと思います。
イタリアにも、下記の日程でシルクドソレイユのオーヴォ (OVO) のアリーナツアーがやってきました。
2023年9月28日 ~2023年10月1日 トリノ (Pala Alpitour)
2023年10月26日~2023年10月29日 ぺーザロ (Vitrifrigo Arena)
2023年11月1日 ~2023年11月5日 ボローニャ(Unip ol Arena a Casalecchio di Reno)
2023年11月8日 ~2023年11月12日 フィレンツェ (Mandela Forum)
今回はマルケ州にあるぺーザロの公演を見に行ってきました。
ヴィトリフリーゴ アリーナ(Vitrifrigo Arena)

ヴィトリフリーゴ アリーナは様々なイベント、コンサート、スポーツイベントなどが開催されています。またぺーザロのバスケットボールチーム、Carpegna Prosciutto Pesaro の本拠地にもなっています。
入口でチケットのQRコードを通して中に入ると、カラビニエリ (警察) がカバンの中をチェックします。その時にペットボトルのキャップを回収と言われたのですが、最近のペットボトルのフタは取り外しができないものもあって、引きちぎろうとしても、なかなか外れませんでした。ペットボトルは、開けたばっかりだったので満タンに入ってて、最終的には引きちぎってキャップは取れましたが、正直、焦りました。。。
内部は、中央にステージがありアリーナ席が設置されています。アリーナ席の前列は、発売と同時に売り切れたそうです。
今回のオーヴォは52人の多国籍のアーティストによって繰り広げられます。

ショーに出演するアーティストの方は、元オリンピック選手や、世界で活躍した人達なども含まれています。ショーを支える技術者の方々も各国で活躍してる人が集められた多国籍です。
バックステージの冷蔵庫には、世界各地のビールが入ってるそうです。🍺

オーヴォ(OVO)
オーヴォは2014年2月から2015年4月まで、東京、大阪、名古屋、福岡で公演されていたので、観に行った方も多いと思います。日本では移動式テントで長期の公演でしたが、その後アリーナ用に編成されて、2023年、2024年はヨーロッパの各地のアレーナで数日ずつ開催しています。
オーヴォはポルトガル語で卵の意味で、OVO の “O” は目で “V” は鼻と触角で昆虫の顔を表現しています。そういう風に見ると、OVO がカマキリの顔に見えてきます。

今回のオーヴォはフラッシュを使用しなければ写真撮影オッケ―です。
主人公は、昆虫(ミクロ)の世界のリーダー、マスターフリポ、フォーリナー(外国人)のハエ、強くて生命力に満ちているテントウ虫のレディーバグです。オープニングからアリやトンボのパフォーマンスなどがあります。

卵を背負ったフォーリナーのハエが、ミクロの世界にやってきます。このフォーリナーとレディーバグのラブストーリを中心に、色々な昆虫たちのパフォーマンスが繰り広げられます。
前半の最後は、ステージの高い部分に設置された空中ブランコでのパフォーマンスです。甲虫、背中の固い虫の群れが、力強く華麗に空中を飛んでいます。
盛大な拍手の中、前半が終了となり約20分の休憩に入ります。


後半が始まって少しすると、会場の観覧者の中から男性が一人選ばれ、始めは拒否していましたがレディーバグに舞台に連れて行かれてました。
この即席のやり取り、毎回楽しみです。
後半の一番の見どころは、トランポリンを使って壁にピョンピョンと登っていったり、真ん中の黒いマットで宙返りを連続でしていました。
忍者っぽい(?)動きでしたが、動きが速すぎて、一瞬のうちに上に登っていきます。人並外れたパフォーマンスでした。

レディーバグとフォーリナーも無事に結ばれ、ハッピーなフィナーレです。
オーヴォでは7人のミュージシャンで演奏していましたが、歌手はもちろん、バイオリン、ギターの人も出てきていました。

今回はスタンド席、2列目中央の席でした。1列目は全て空席だったので、よく見えました。
アリーナ席後半部分と、スタンド席前列が同じ料金で、どちらにするか迷いました。アリーナ席は前の人がいると見にくいのと、空中ブランコなどは見上げなくてはいけないので、スタンド席の前列にしました。


隣の席の人が、この公演はほぼ満席って発表されたよって言ってました。イタリアでもシルクドソレイユは大人気です。
ギフトショップは、かわいいグッズも売っていなくて、ひっそりとしていました。
今回のOVOのチケットは公演日の数日前に、シルクドソレイユのホームページのチケット&ショーのオーヴォのページから購入しました。都市名、日時を指定して進んでいくと、チケット会社(イタリア公演はticketone)の登録をしないといけないので、登録をしてから購入しました。
数日前だからか、チケット発売当初からあったのかわかりませんが、ファミリーチケットがあって、二人目から金額が少し割引されました。1人目は90.85ユーロ、二人目からは72.65ユーロでした。チケットは家でプリントアウトしましたが、郵送を希望する人は料金が追加されます。
オーヴォは2024年3月まではヨーロッパでの公演があり、その後、アメリカで公演される予定です。
シルクドソレイユ公式ホームページ:Cirque du solleil
追記 アレグリア
2023年に日本で公演されたアレグリアが2025年にイタリアの3都市で公演されます。
ローマ 2025年3月1日~2025年4月13日
ミラノ 2025年4月25日~2025年6月2日
トリエステ 2025年6月13日~2025年7月13日
主役のクラウンの二人は日本公演の時と同じ方がされてます。
私も見に行きたいのですが、まだ未定です。