長々と続いたタルヴィージオ周辺の旅ですが、今回が最後です。
アスレチックに行きたいというリクエストがあったので、タルヴィージオ周辺を探してみました。
この間行ったカニン山麓のセッラ・ネヴェアにアスレチックがあったので、まず第一候補にいれました。→Parcp Avventura Sella Nevea
他には、サッパーダ (Sappada) というところにも、アスレチックがあります。
→Adventure Park Sappada
第三候補はフォルニ・ディ・ソープラにあるアスレチックです。
→Dolomiti Adventure Park
セッラ・ネヴェアはタルヴィージオから近くて行きやすいのですが、すでに先日行ったので却下しました。サッパーダかフォルニ・ディ・ソープラ、両方ともタルヴィージオからは車で1時間半かかり、隣のべネト州に近い所にあります。
どちらもアスレチックがあって、近くの山の麓からリフトに乗って山の上の方まで上れそうです。
ホームページを見たり、知り合いに聞いてみた結果、フォルニ・ディ・ソープラに行くことにしました。
フォルニ・ディ・ソープラ
2009年にアルプス山脈の東部にある9つの山岳エリアが、ドロミーティとして世界自然遺産に登録されました。
フォルニ・ディ・ソープラは、4つ目の山岳エリア、”Dolomiti Friulane e d’Oltre Piave” の一部です。
この地域は登録された9つの地域の最東端で、べネト州のベルーノからフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のポルデノーネの少し東側まで続いています。
フォルニ・ディ・ソープラは標高900mの所にあり、四季を通してリゾート地になっています。
ドロミーティ・アドベンチャーパーク (Dolomiti Adventure Park)
今回の一番の目的であるアスレチックへ行きました。
受付に行って、ハーネスをつけてもらいました。
大人も是非と勧められましたが、今回はパスしました。

いくつかのコースがあって、年齢や身長によって、挑戦できるコースが変わってきます。
最初のコースは、ハーネスの使い方をインストラクターに教えてもらいながら進んでいきます。そのコースが終わると、各自自由にコースを選んで体験できます。

以前、移動遊園地に行った時に、幼稚園の友達がハーネスを使うアトラクションで遊びましたが、その時は、使い方の説明もなく遊んでいたので、アスレチックに来る前は少し不安でしたが、今回はしっかりと教えてもらってたので、よかったです。

地上から2m~4mの高さのところが多いですが、上級者コースでは地上から10mぐらいのところを通るコースもありました。
この日は人が少なかったので、気に入ったコースは、何回も繰り返し遊んでいました。

上の方まで登って、その後降りれなくて号泣している男の子がいましたが、各コースにはインストラクターがいて、怖がっている子がいれば声をかけたり励ましたり、アスレチックに登って近くに行って手を貸したりしていました。

遊び終わったらハーネスを返却して、料金を払いました。
満足できるまで遊べたようです。
Dolomiti ski bar

ドロミーティ・スキー・バーは、アドベンチャーパークや、リフト乗り場に近い駐車場の横にあります。冬はスキーのレンタルもしています。


ここで軽くランチを食べました。キノコのポークロールやラザーニャを食べました。
ドロミーティ・スキー・バー公式ホームページ:Dolomiti ski bar
ヴァルモスト (Varmost)

駐車場の向かい側にあるリフト乗り場から、リフト (Seggiovie Varmost) を乗り継いで標高1750mの高さまで行くことができます。

リフトからは、エメラルドグリーン色の小さな湖とアルプスの山々が一望できます。
この地域の特徴的である山の頂上は岩石でゴツゴツしていてます。
リフトから降りて周りの景色をみると、タルヴィージオの山とは違った風景を見ることができます。
自然の美しい景色は、心が癒される気がします。


登山道ルート207、カゼーラ・ラヴァツェイト (Casera Lavazeit) 方面へ向かって歩くことにしました。
約40分~50分で山小屋であるカゼーラ・ラヴァツェイ まで行けるそうです。


今回は、山小屋まで行くのではなくて、ドロミーティ世界自然遺産の5つ目の北ドロミーティ山岳地帯のトレ・チーメ・ディ・ラヴァレード (Tre Cime Di Lavaredo) の3つの山頂が見えるポイントがあるので、そこまで歩くことにしました。
トレ・チーメは3つの峰(山頂)で、はるか遠くに山頂付近を見ることができました。
真ん中にあるチーマ・グランデが一番標高が高く2999mです。
歩いてきた道を戻り、リフト乗り場があるマルガ・ヴァルモスト (Malga Varmost) まで戻ってきました。
マルガ・ヴァルモストは、ここで育てた牛やヤギのミルクを使ってチーズなどの乳製品を作って販売しています。
チーズを購入してからリフト乗り場に行きました。


帰りは一つ目のリフトを降りたところ、標高約1450mのにあるリフージョ・ソム・ピコル (Rifugio Som Picol) で、一息ついてから帰ることにしました。

バールやレストランによって砂糖のパッケージの模様が違います。バールの名前やロゴが入ってるものから景色やかわいい絵が描いてあるパッケージもあって、これをコレクションにしている人もいるぐらいです。

ドロミーティが世界自然遺産に登録されたことによって、この辺りの地域のことを以前より知ってる人が多くなってきました。
2026年冬季オリンピックが開催されるミラノ・コルティーナ・ダンペッツォのコルティーナ・ダンペッツォもドロミーティの一部です。
フォルニ・ディ・ソープラは、あまり知られてない場所で穴場ですが、素晴らしい景色を見ることができて、ゆっくり休日を過ごすことができました。